綜合文化研究所 設立趣旨書
綜合文化研究所 設立コンセプト
最新更新日 2019.6.30
こんにちわ!
このページへ来てくださってありがとうございます。
私は、綜合文化研究所を作り、その展開をもくろんでいる中川といいます。
私が考えるところ、今、地球上のあらゆる場所で、学問上のあらゆる分野で、生産と消費のあらゆる関係分野で、また一人ひとりが生活するあらゆる領域で、これまでのシステムや考え方では、個人が生きていくことの目的や充実感を得ることができない状況が顕著になってきているように思っています。
地球レベルで、哲学的世界観や経済構造について、また国家という概念や国家関係のありようについて考えてみると、個々のヒトとしてのあり方と経済のシステムについて、なにかミスマッチしていて変だと感じてしまうことがあります。
この感じ方というのは、私としては、人間世界が急速に変化(悪化)していることの現れであると思います。
この変化については、現在の教育と研究の現場において、様々な問題がクローズアップされています。たとえば登校拒否やリスカやニートの問題などがあげられると思います。
また、各生産分野においても人間不在ともいえる商品開発研究が活発化しています。特に生命体存在の根幹である食料分野において顕著に現れているようです。たとえば遺伝子組み換えやクローンなどです。
私たちは「現代」というグローバル化(アメリカ化)する世界の構図に対して、生産の分野や流通経済の分野において、個々の人間としての希望の実現と幸福を追求する観点から、さまざまに立ち現れる新旧の制度に対して、根本的にとらえなおして、個人の側にひきあてて対処していくことが必要となっています。
これらのことを具体的に個人が幸福になるように実現していくためには、今ある世界の中心的価値観と意味を組み替えていく、新しい思想の体系を模索し、来たりくる新しい世界と人間を構築できる個人および個人のネットワークが必要になってきていると考えています。
今後、私たちが具体的になすべき現代の、さまざまな問題をとらえて、個人が幸福に向かうほうへ解決していくために、自由に発想することが出来て、なお世界変革の具体的な方法を編み出す場の創造が必要となっています。
これは哲学思想や科学の領域から、生産と流通と消費の経済領域までを含んだ、一体化した新しいシステムが必要となっていると考えています。
綜合文化研究所は、さまざまな文化の領域を総合的にとらえなおすことを主眼において、新たな生活ステージを想定し、文化のさまざまな分野をマトリクス化し、個別部分をカリキュラム化して、個人が生活レベルでそのステージを自分のものにしていくことを目論んでいます。
ここに綜合文化研究所を設立しますが、その目的とするところは、個人が生きることの希望と幸福を生み出すことです。
これから綜合文化研究所の提案が、生活する人々のなかに広がっていくなかで、集まった人たちの英知によって、個別に組まれるカリキュラムを組み合わせ横断できるようにしたいと思います。
参加される一人ひとりが、それぞれの自覚した個性にあわせて組み合わされることで、多様化する世界の様々な問題を解決できる能力を身につけることができると思います。
そのための保証の場として学校を開校し、ワークショップを開催していきます。学校の機能と同時に、生産・発信・交流のサイクルを創りだし、自分の未来を考え、適切に対処できる人になれるような場を作っていきたいと考えています。
インターネットに代表されるネットワーク時代にふさわしく、この綜合文化研究所をインターネット上のホームページとして立ち上げ、当面の主なる活動の場にしたいと思います。
2004.2.6 nakagawa shigeo 2005.3.23追記