総合文化研究所


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提唱している四つの領域へいきます










綜合文化研究所のコンセプトです

設立のあいさつ


総合文化研究所のご案内-1-


総合文化研究所のご案内-2-


設立コンセプト目次


設立コンセプト


四つの領域コンセプト


生産・流通・消費サイクル


学校機能について


カフェ&プレスの概念


学校の開校について


まとめと展望


展望





総合文化研究所
最新更新日 2021.8.16

     綜合文化研究所設立のごあいさつ

     

綜合文化研究所は半年間の準備期間をおいて2004年4月28日に設立しました。綜合文化研究所は非法人で運営していきます。
当面の主宰者は中川繁夫となります。

綜合文化研究所はヴァーチャル領域において展開される研究所です。物理的建築物としての館があるわけではありません。しかし、個々の領域において、個人が特定の分野で生産と消費の一体化を指向するとき、そこに具体的な現場が生じてきます。
この特定の分野は、いまこのホームページ等で提唱している範囲にとどまるものではありません。ゆるやかに参加されるあなたの関心ごとや興味あるもの、それを形として生成させていくときにはあらたな領域が追加されていきます。
そうなのです。個人が主体的に生産と消費を一体のものとして捉えて生産活動にはいること、その生産活動の情報交換場としての機能をはたしていくのが綜合文化研究所なのです。

私に「できること」が現在ここにあります。あなたに「できること」があります。私にできること、あなたにできること、その「できること」を「つなげていこう」というのが第一の提案です。

グループや集団でなにかを固定化していくことを目論んでいるのではありません。個人でやっていることのゆるやかな集合が体をなしひとつの形になっていくことにつながっていけばよいと考えています。個別の大きなものへの抵抗が繋がって新しい形を創っていくのだと考えます。

この間、いくつかの方面でこの企画への反応をみてきましたが、実際にはあんまり反応はなかったな〜というのが現在の私の感想です。それもそうやな〜と思うことは多々ありますので、いっちょ気長に行くか〜〜っていう感じですね。それにしても数人ではありますが、面識もないひとからの賛意をいただいて、ゆるやかなネットワークができ始めていることも事実です。

設立の日となった2004年4月28日というのは私の58年目の誕生日です。このプロジェクトは私の余命期間20〜30年を単位として始めていくところですから、最初はゆっくりでいいわけです。性急短命よりもゆっくり自然体でいけばいいのです。このスピードがいまからの時代に必要なのだと考えています。

生産と消費が一体のものとしてあること、自給自足がどこまで可能か、というのがひとつの大きなテーマとしてあります。ここで生産と消費という枠ですが、食料に限っているわけではありません。これまで芸術といわれる枠にあるものの再検討をも含めて、生産と消費(芸術の場合は作者と享受者)の関係を再検討しようと考えております。

その根本に教育の問題があると認識しています。綜合文化研究所が提唱する枠組みのなかのおおきな比重として「学校」があります。この場は「学び場」です。あらたな生活習慣を創りだしていくことの「場」といえるかも知れません。そして綜合文化研究所は立場を明確にしていかなければならないと考えています。

私は旗を振りましたから、おなじように旗を振りだすあなた、すでに旗を振っているあなた、ゆるやかに連帯していきましょうか。

私のできることは、パンをつくること、はたけを耕すこと、写真を撮ること、文章を書くこと、こんなところでしょうか。このことでグローバル化していく世界に対抗して、自分を取り戻していくことにつながっていけば最高にうれしい。この最高にうれしい出来事を私が、あなたが得ていくこと、そのための情報交換をしていきましょう。最後に私とあなたとの境界が解消していくようにです。

       
2004.4.28創立の日に shigeo nakagawa


          綜合文化研究所設立二周年 ごあいさつ

綜合文化研究所が設立二周年を迎えました。
設立時には構想だけで、なにも実体がありませんでした。しかし振り返ってみますと、同時に設立しました「むくむく通信社」の企画も内容を充実させてきましたし、学校構想においては、あい写真学校と写真ワークショップ京都が開校し、いずれも3年目にはいったところです。

生産の現場で、お米つくりや野菜作りの実践レポートを行ってきましたし、交流の現場も、まるエコ塾、パンを焼く石窯、などが生成しつつあります。

綜合文化研究の枠組みで、京都地域文化研究所もヴァーチャル現場ではありますが、設立しており、共同研究を行っていきたいと思うところです。

あい文学校、あい農学校、あい自然学校が設立され、文学、生産、生活の分野での現場つくりが進められています。
ヴァーチャル環境とリアル環境を結びつけていく試みは、着々と進んで来ていると思っているところです。

ますます、グローバル化が進んでいくなかにあって、ローカル化、地域化、個別化を模索し、それぞれのヒトが、幸福を感じる世界を作っていきたいと願うものです。
             
2006年4月28日設立二周年の日に  nakagawa shigeo


          綜合文化研究所設立三周年 ごあいさつ

綜合文化研究所の設立から三年が経ちます。個人が参加するネットワークつくりを提唱してきて、そのコンセプトが十分に結実しているとは言い難い現状ではあります。昨年来、同時に設立した「むくむく通信社」の情報発信装置を重視し、むくむく通信社を前面におしだしての活動の展開を目論んでいるところです。

大きな社会構造のなかに生きている個人ですが、グローバリズムの進展のなかで、個人が競争の真っ只中に置かれる現状で、経済格差が拡大しているのが現状だと認めます。そこで、個人が置かれている格差社会を、別の視点から見つめて、新しい価値観を創造していく必要があると考えるのです。

綜合文化研究のコンセプトは、物質だけではなくて、心の充実を重要課題において、個人が生きていて幸福を感じる営みを持ち得たいというのが、根底にあります。そのためには、信頼をベースとした<心と心のネットワーク>が必要だと考えています。この意味で三年目の現状を見てみると、主宰者個人が参加している現場を、レポートしているけれど、その反応はあまりないというのが事実だと思っています。

ともあれ、四年目にはいる綜合文化研究所です。枠組みを少しずつ組みなおしながら、個人がそれぞれに、生きていることが充実していると感じる、そのことを研究し、提案していきたいと思うところです。

          
2007年3月31日 設立三周年の前に nakagawa sigeo