総合文化研究所 生産

最新更新日 2021.6.19

ここは 野菜つくり研究 のお話です

-自家菜園-




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☆田舎暮らしをしたい!とお考えのみなさん。
田舎の暮らしとはいっても、現代社会は都会生活の延長です。
ともすれば都会生活をそのまま田舎に持ち込むことになりかねないです。

☆田舎暮らしは、都会ではない新しい生活のスタイルを
創りだしていく必要があるのではないかと思っています。

☆食料の自己調達は田舎暮らしの基本だと思います。

☆食料調達のひとつが野菜つくりです。


自家菜園 nakagawa shigeo 2004〜2009

なぜ野菜をつくることに興味があるのですか、と問われたことがありました。
この問いには、あらためて食べもの・生活文化の意味を、
みつめていこうと思うところから導き出さる作業です、と答えましょう。


☆野菜を作る☆

有機肥料をつくって無農薬栽培の安心野菜を作る。
自分で野菜を作り出すときの動機に、
なによりも自然のままに、という思いがありました。

有機肥料を使います。
有機肥料というのは、自然のものを肥料化して野菜の栄養分とするものです。
土になじみ、土の中に住んでる微生物と共に循環していくものです。
たとえば、枯葉や残飯、これを肥料にします。


自家菜園 nakagawa shigeo 2004〜2009

農薬は使いません。
農薬を使いませんから、虫に食べられてしまいます。
虫に食べられて穴あき状態の野菜になってしまいます。でも、
いいじゃないですか。ヒトが食べて美味しいと思う野菜は、虫も好むんですね。
あまりひどく虫に食べられてしまった葉っぱは食べないですがね。

野菜を栽培するとき、ボクはなるべく自然のままにしておいて、
あまり手を加えたくない気持ちです。
でもね、野菜を作るというのは、手間をかけてあげないと、いけないようですね。
自然物のように見えていますが、実は全くの自然物ではないんです。
自然を利用して、人間の都合がいいように作り上げてきた代物です。
そういう意識があるもんですから、
どちらかといえば山菜や木の実に興味をもってしまいます。


自家菜園 nakagawa shigeo 2004〜2009

袋詰めの野菜の種を買っています。
この野菜の種は、専門の業者さんが販売しているものです。
種の生産地をみると、ほとんど外国、アメリカとか東南アジアの国で作られています。
それから、改良種が多いです。遺伝子組み換えなんてしてあるのかも知れません。

野菜を作る目的の一つに、生産手段を手に入れる!ということがあります。
この生産手段という観点からいうと、
業者さんから種を購入するというのは、実は生産の原点は手に入れていないんです。


自家菜園 nakagawa shigeo 2004〜2009

体験談。

たとえば、源助大根という品種があります。金沢地方の大根品種です。
ボクのはたけが金沢にあるので、金沢で種の袋を買いました。
その袋を見ると、種の生産地は外国でした。
地場野菜といってる野菜の種が、じつは地場ではないんです。これ、実態です。

種の交換会。

ボクは現在、種の入手方法は購入です。
でも、地場の野菜の種を地場で採って循環させる、
種の交換をする運動があるように聞いています。これは大賛成です。


自家菜園 nakagawa shigeo 2004〜2009

それにしても野菜を作ることって、やっぱり経験がモノをいいますね。
その基本は土作りにあると思いますが、土の微妙さには敬服します。
そんな土を手なずけていくわけですから、人間の知恵に関心するとともに、
人間の存在そのものをあれこれと考えてしまいますね。

自然人指向ですから、自然のなかで自然のままに、
自然とともに生きていきたいな〜と想うんですが・・・。

nakagawa shigeo 2004.11.11〜2009.6.2