2004年10月



<生活の方法論>

農産物や生活資材を生産する人材をつくっていきたいと考えています。

農塾などで、実践活動が行われています。

入学してきた人は、自分が自立するためのノウハウを学びます。

現在は便利な生活が出来るといえばできます。
街にはコンビニがあり、ファーストフードのお店があり、
ディスカウントのスーパーがあります。
日々の生活に必要なものは、お金を出せば手に入れることができます。
しかし、わたしたちは生産手段を持っていません。
おおむね消費者という立場に立って
生活に必要なものをお金を出して購入しています。


.2006.09.2 とうがらし

グローバリゼーションが進行中です。
どういうことかというと、資本が一極に集中していく経済現象です。
つまり、わたしたちヒト個人はお金を稼ぐために、
不安定労働のなかで心にストレスを蓄積してしまいます。
ヒト個人は浮遊化し家畜が飼われているような状態になっていく
道筋のような気がしています。
自分に居場所がわからない!っていう悲鳴が随所で起こっています。

現在から未来に向けて、こういう事態に直面してしまったヒト個人が、
あらためて自分の居場所をつかんでいく道筋を
創り出していかないといけないと思っています。
そのための学びの場が必要なのです。

提案の第一は、食べるもの食料品の生産に携わることです。
それから生活に必要な身の回り品の生産に携わることです。
このことで「身体とこころ」の安定と充実感、
そして幸福感に満たされた日々が生み出されるものと確信しています。

提案の第二は、ネットワーク社会を生きていく
ノウハウを手に入れるということです。
インターネットがわたしたちの目の前に登場してから10年です。
携帯電話で写メール。デジタルカメラの登場で
いっそうデジタル環境が進展してきました。



2009.9.2 トマト

かっては情報発信できるのは権力だけでした。
市民社会になって情報発信は自由に出来るようになったかの感がありますが、
情報の送り手は資本です。
放送、新聞・出版という情報メディアがありますが、
これらは情報を一方的に送り込んでくるシステムです。
でも、インターネット環境が整備されてきて、
自分メディアが手にとれるようになりました。
管理されたメディアであることには変わりありませんが、
この環境を使いこなすノウハウを得ることで、
自分の放送局、新聞・出版社を立ち上げることが出来ます。
管理された環境ではありますが、自分を発信できることが出来るのです。

提案の第三は、自分を発信するメディアのネットワーク作りです。
こころとこころのコミュニケーションが創り出せると確信しています。
ヒト個人のこころが、身体の中に閉じ込められてきたこれまでから、
これからの時代は、
ヒト個人を超えてこころの共有が可能な時代になってきたと思っています。

ヒト社会の進化ということからいうと、新しい段階にはいってきた、との認定です。
大きくいえば4千年の「これまで文明」から、
新しい文明を創りだしている段階だとの見方も出来ます。
縄文石器時代から農耕文化時代に代わってきたような現象が
いま起こりつつあるとの認識です。

新しい現象は、グローバリゼーションの結果となる資本一極集中です。
わたしたちはその対極にある場所を創り出す必要があるわけです。
流動化・浮遊化に対しての安定化・固定化です。
生産手段を手に入れて自分の居場所を確保していく試みなのです。


nakagawa shigeo 2004.8.26〜2008.9.30


2009.9.18 おくら



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最新更新日 2020.8.18



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