作家名:渡辺義雄


渡辺義雄(watanabe yoshio)

     

渡辺義雄、1907年新潟県の三条市(現)の呉服商の家に生まれます。1930年木村専一の「新興写真研究会」に参加。ドイツの新しい写真表現である新即物主義に強い影響を受ける、とあります。

     

1950年「日本写真家協会」の設立の発起人となり、1958年から23年間会長を務めます。また1958年には金丸重嶺に請われて教鞭を執っていた日本大学芸術学部写真学科の教授に就任、とあります。

     

戦前にはライカなどを使ったスナップ写真を撮っていますが、戦後には大型カメラを使用する建築写真家となります。伊勢神宮を撮った写真があります。

     

東京都写真美術館では1990年の第一次開館時から館長に就任。「日本写真芸術学会会長」「日本写真協会理事長」「ニコンサロン名誉館長」「日本報道写真協会理事長」「日本著作権協議会代表理事」などを歴任されたとあります。2000年7月没。

     

日本の代表的な建築物を写真に撮った渡辺さん、写真家をこえて、写真界を形成するシステムを作り上げてこられた人物、と評価します。

     

中川としては、表参道を歩いてこられた渡辺さんを、敬服すると同時に、その後に置いてはもう一つ別な、オルタナティブな写真の在り方もあったと想起しています。

     





























































































































































































































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最新更新日 2019.1.15




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