写真を一枚の絵としてまとめる構図というのを考えてみます。
構図なんてあってないようなもんだ!
なんておっしゃらづに、まあ基本ですからね。
この基本形があってそこからです、応用形として形を壊していく・・・
作例:10は、縦線と横線をまっすぐになるように撮ったものです。
水平線、垂直線に気をつけて撮りましょう。
ここでは、横線を三等分して上部2/3と下部1/3に分けています。
でもこの被写体だと下部が単純すぎるので、
上4/5、下1/5にしたほうがいいですかね?
この撮影方法は立ったままカメラを水平に構えていますので、
もう少し目線を低い位置にしていくとそのまま水平が保てます。
つまりそのまましゃがみこむような姿勢です。
縦線は中心が舞台にあって左右対象に広がっています。
最近の写真としては面白くないですね。
でも、基本形として覚えておいてください。
作例:10
作例:11は、建造物が全体をしめる構図です。
横に広がる塀の屋根の線が大体横真ん中を割っています。
この横線を置く位置ですが、縦を三等分または五等分したり、
この作例では真ん中ですね。
作例:11
写真の構図というのも、絵葉書みたい!なんてよく言われますが、
まづは絵葉書のように撮れることって基礎ですね。
それからですね、近代絵画の構図を模擬たりしながら、
そのうち自分流の作画スタイルを編み出していきたいところです。
nakagawa shigeo 2004.12.24