構図のはなし

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   表 題: 


京都写真学校 テキストカリキュラム

最新更新日 2018.10.27



 区分:カリキュラム技術編 科目:カメラワーク


レッスン番号 027

i-photo school
--京都写真学校カリキュラム--
               ☆☆写真技術講義☆☆
                                      nakagawa shigeo 2004.6.21 

  構図のはなし


写真を一枚の絵としてまとめる構図というのを考えてみます。
構図なんてあってないようなもんだ!
なんておっしゃらづに、まあ基本ですからね。
この基本形があってそこからです、応用形として形を壊していく・・・

作例:10は、縦線と横線をまっすぐになるように撮ったものです。
水平線、垂直線に気をつけて撮りましょう。
ここでは、横線を三等分して上部2/3と下部1/3に分けています。
でもこの被写体だと下部が単純すぎるので、
上4/5、下1/5にしたほうがいいですかね?

この撮影方法は立ったままカメラを水平に構えていますので、
もう少し目線を低い位置にしていくとそのまま水平が保てます。
つまりそのまましゃがみこむような姿勢です。
縦線は中心が舞台にあって左右対象に広がっています。
最近の写真としては面白くないですね。
でも、基本形として覚えておいてください。

     3000001
     作例:10


作例:11は、建造物が全体をしめる構図です。
横に広がる塀の屋根の線が大体横真ん中を割っています。
この横線を置く位置ですが、縦を三等分または五等分したり、
この作例では真ん中ですね。

     3000003
     作例:11


写真の構図というのも、絵葉書みたい!なんてよく言われますが、
まづは絵葉書のように撮れることって基礎ですね。
それからですね、近代絵画の構図を模擬たりしながら、
そのうち自分流の作画スタイルを編み出していきたいところです。

nakagawa shigeo 2004.12.24